2019年
      ご挨拶文


 福島県文化財センター白河館「まほろん」の周囲を囲む木々も葉を落とし、冬の足音が近づいてまいりました。
 今年の秋は、台風による甚大な被害が各地に発生しました。被災されている皆様に、謹んでお見舞いを申し上げます。10月12日の午後から福島県を襲った台風19号は、県内の文化財にも被害を及ぼしました。指定史跡の一部が崩落したり、博物館や文化財収蔵施設が冠水するなどの被害が生じました。幸いにもまほろんは無事でしたので、被災自治体に
職員を派遣するなどして、水損した文化財の保全に関する協力を続けております。
 また、10月31日には、沖縄県の首里城で火災が発生しました。文化財への被害を引き起こさぬよう、私どもも気を引き締め直し、まほろんの管理運営に当たっていきたいと考えております。12月14日の館長講演会におきましては、文化財の保護を取り巻く現状と課題についてお話させていただく予定です。
 来年は2020年となります。まほろんが開館したのは2001年ですので、いよいよ20年目を迎えることになります。企画展「ふくしま鉄ものがたり」をはじめとするさまざまな催しを用意しておりますので、皆様のお越しをお待ちしております。

令和元年11月28日

  福島県文化財センター白河館
    館 長 菊 池 徹 夫