館長から

菊池徹雄館長
    館長 菊池徹夫

 東日本大震災の発生直後に福島県文化財センター白河館(まほろん)の館長に就任してから、早いもので4年余の歳月が過ぎました。
 ふくしまの県土は、震災前の状態に戻ったわけではなく、津波と原発事故により、今なお故郷への帰還が長期的に叶わない地域もあります。
 被災されている皆様に、心からお見舞い申し上げますとともに、国内外から福島県にお寄せいただいている多大なるご支援に対しまして、私からも厚く御礼を申し上げます。
 まほろんは、福島県の発掘調査による出土品と記録類を一括管理し、文化財の公開と情報発信のほか、文化財に親しむ体験学習の実施、文化財に関する講演会等の開催、文化財保護を担当する市町村職員等の研修などを担う施設です。
 ふくしまの歴史的風土に根ざした文化財を守り、後世に伝えていく拠点的施設として、その果たすべき役割は、ますます大きくなっていると考えております。
 まほろんの取り組みが、活力あるふくしまの真の再生に向けた一助となりますよう、職員一丸となってなお一層努力してまいります。
  どうか、郷土の歴史の豊かさや伝統文化の素晴らしさについて、大いに楽しみながら学んでくださるようお願い申し上げます。

平成27年7月吉日